夏
「7月、8月近辺は湾岸のお金持ち連中が避暑でシリアにやってくる」
ということは知っていたのですが、本物(の金持ち)は見たことがなかった。
でも、先日、知り合うことができました。
お金持ちに。(というといやらしいが本当にそうなのだ)
その人はドバイで仕事をされているシリア人で、夏はいつも家族とともに、上の別荘(ダマスカスから30分ほどの町)に帰ってきているらしい。その別荘が・・・広くてプールが2つもあってセンスがよくてとても心地がよい。そしてそのWさんという方なのですが、そのご家族含めて、本当に肩肘をはらないよい方達なのだー。
私の友達のR子(ともにアラビア語を学ぶ)がそのWさんとっても仲良くて、私も便乗して、家にお邪魔しているのだが、行くたびに、会話の楽しみと心の安らぎを得ることができる。日本大好きというWさんは、こんなチンチャンチョン(とワレワレ日本人は中国人とごった返してシリアでそう呼ばれることがある)でアラビア語能力も怪しい私ともたくさんお話してくれて・・・・感動。
彼らは熱心なイスラム教徒なので、きちんとお祈りをするのですが、一度一緒にお祈りをさせてもらった。かといって別に私たちにイスラム教をすすめたり、すばらしさを説いたり(他のアラブ人のように)することもなく、他の宗教の存在もきちんと尊重している気がする。
うーん、こんなお金持ちもいるものなのか・・・・
「湾岸のお金持ち」=湾岸スタイルでターバン巻いた恰幅のよいおじさん
と思っていた私にとってWさんの存在は目から鱗でした。
そんなWさんもそろそろ本拠地ドバイに戻ってしまうそう。
あー残念だーあの別荘にもう行けないなんてー。
ということで明日もお邪魔します。