キズナ
最近、協力隊でシリアへ行ったときの同期達と近況報告メールを交わした。
一人はまたシリアに帰って行き、
一人は東京で日本語を教えて、
一人は北海道で勉強を続けている。
性格も目指す道も年も違う彼らのことを私はとてもとても好きだ。
そして彼らはまたお互いのことを認め合っている(願わくば私のことも!)。
ただ、人と人との関係というのは好むと好まざると環境に左右されてしまうものだと思う。
好きか嫌いかだけではなく。近いか離れているか。同じか異なっているか。
好きでもないのに職場や目指すものが同じというだけで始終一緒にいる相手もいれば、好きなのに離れたところにいるために1年に一度しか会えない相手もいる。
しかし当然のことながらそういった関係というのは常に変化していく。
始終一緒にいるうちに情がわいてくるかもしれない。
それはいい。
1年に一度会っていた相手が2年に一度になりメールのやりとりだけになる。
未婚か既婚かというだけでもお金や時間の使い方やら話題が違い疎遠になる。
それは悲しい。
人間関係が消滅することなんてきっと実に容易い事なのだと思う。
ただこの同期の3人に関しては消滅しない気がする。
数年後だか10年後だかに4人で集まれる気がする。
お互いにどんな道を歩んでいても、離れていても。
たぶん「同期だから」だ。一見どうでもよいようなこの理由が消滅しないと信じる根拠なのだと思う。
キズナに感謝。