ゆーちゅいちゅい ~旅とお酒が好きな人へ~ -6ページ目

イスラムの陽気な女性達

私の配属先はジャーマァアブンヌールといってモスクです。


モスクとはいっても、アフマドクフタロ財団という学院で

中には小学校的なものもあれば、大学もあり、外国人向けのアラビア語や

コーラン、コンピュータなどいろいろなコースが併設されている。


建物の中では原則的に男女がくっきりと別れていて、

女性は全員ヒジャーブを頭から被り、長いコートを身にまとう。

(が、私だけがヒジャーブのみでトコトコ学院を歩き回っている)


これって配属前はかなり不安があった。


女だけの空間+敬虔なイスラム教徒=じめっとした重たい空間


というイメージ。


もともと女社会というか女だけの空間が面倒というか嫌いで

そうゆうことを避けてきた節があるというのに、大丈夫か、自分?


でも実際に1ヶ月近く、モスクの中で過ごしてきて肌に感じたのは、

イスラム教の女達のカラっとした陽気さとナチュラルな親切さだった。

彼女達は英語でもアラビア語でもよく話し、よく笑い、くるくるとよく動く。


シリアのシャバーブ(青年)どもには、蹴っ飛ばしたくなるようなやつらもいるけれど、私、今のところ、シリアの子供と女性達は本当に大好きです。

シリア人だけではなく、私が今通う学院内のアラビア語クラスのイスラム教徒達も大好き。

フィリピン人、アメリカ人、ロシア人、イギリス人、トルコ人、ソマリア人・・・ヒジャーブに始まる格好のしとやかさに反して、本当に活発。

イスラム教徒であることと、彼女達のそういった性質との関係はまだわかりませんが、とりあえず、対イスラム教への関わりはとてもよいイメージで始まったと思う。


ビスミッラーラフマーニラヒーム-慈悲深く慈愛あまねきアッラーの御名に於いて
(何かを始めるときのイスラム教の言葉)


とはいえ、まだ改宗はしない。というかしないでしょう・・・。

シリア食生活

一昨日、夜だらだらと家で漫画を読んでいるところに、階下に水泳隊員Kちゃんから「牛タン食べる?」とうれしい誘いがあり、喜んで飛びついた。(数週間前に隊員ドミトリーで牛タン焼肉をやっておいしいことが立証済みだったので)


まず、スークジュムア(安い市場)に行って炭焼き用の道具と炭を調達、ネギ、レモンを買って戻り、ベランダにて牛タンパーティーの開始。2本分の牛タンはKちゃんがスライス済み。


牛タン


しかし炭火を起こすのにファンを利用するあたり・・・。

炭おこし


贅沢にもおいしい部分だけを使った、と本人が豪語しただけあって、
ジューシーだし。
厚さ1センチ近くにスライスされているのに噛み切れるし。

シリアに来て1ヶ月。
アラブ料理は結構口に合うしおいしいのですが、
これが一番おいしかったかも。


シリアで牛肉がハラーム(禁止行為)じゃなくてよかった。

ちなみに昨日はまたもやKちゃん宅でカレーをつくって食べた。

作業療法士のSさんが魚の煮付けも作ってくれて、これまたおいしかった。


アナサイーダ(ワタシ幸せ)

家探し騒動

これまで3週間同期隊員と共同生活をしてきたのですが、とうとうヒトリダチ。
で、引越しなんですが。


23日午前:引越し当日なのに、いきなり大家に既にFixしていた1年契約を3ヵ月契約にしてくれと言われる。3ヵ月で引越しなんて面倒くさいし、腹が立ったので契約破棄。軽くショックしかしすぐ立ち直る。


23日午後:以前チェックした家に引越し先を変更する。でも荷物を運んで見ると、家中ちょー汚い。床にゴミはわずもがな、前の人が置いていったワインの空き瓶が30本以上あるし、冷蔵庫もそのまま、食器汚い、ベットも毛布とかそのまま、カーペットもトゥーダーティー!すぐに掃除をしてもらうことになったものの、さすがにへこむ。しかし翌日に望みをつなぐ。


24日:家をチェックしに行くが鍵がなかなか(30分間奮闘)開かず微妙に泣きそうになる。部屋は昨日よりきれいになっていたものの、まだ汚い。とりあえず食器洗いから開始。冷蔵庫の霜もとる。風呂も洗う。床も拭く。しかし全然終わらない&(食器以外)たいしてきれいにならず、途方に暮れる。風呂に入りたかったが、4階の住人(水泳隊員)とお湯や暖房のスイッチが共同でそれが彼の家にあるため、頼まないとお湯がでない。電話をすると家にいないということだったので、熱いシャワーをあきらめる。夜、先輩隊員のmさんから以前の住人からの家についてのメールを転送してもらう。ウィークポイントがあげられて最後に「おすすめしません」で締めくくられたメールを見て、ついに闇に入る。


25日:活動初日であるにもかかわらず、家をどうしようかと模索中。住んで住めないことはないし、協力隊の身で贅沢ゆーななんですが、「おすすめしない」の文字が深く突き刺さっている。


たぶん世界中の協力隊にはもっと悪い環境で暮らす人もたくさんいるでしょう。
でも、あれこれ騒ぐのも楽しいのでもうちょっともめます。
それに実際少しでも快適に暮らしたいし。

アジア2次予選@シリア

サッカーのオリンピックの予選が近くで
あるということで行ってきました。


せっかくなので平山を近くでとらえました。

平山


せっかくなので知らない選手も近くでとらえました。

サッカー選手


試合は

小さめなグラウンドで観客も応援もサミシク、

プレスがいなければ練習試合と言われても信じてしまいそうなほどでしたが、

選手の動きがよく見られておもしろかった。

200円程度であれが見られるなら、もっとシリアで試合をして欲しい。

自分がやっぱりスポーツ観戦って好きなんだなぁって認識を新たにした。


ただ懸命に応援していた子供達に「応援しーろっ」と

50回くらい叫ばれていたにも関わらず、

声を出して応援していなかったシリア在住のオトナ達はヒドイ・・・と思った。

タイランド@シリア

ダマスカスにはなんというか、アジアにおける喧騒が感じられない。

ちょっとそれが寂しかったりして、グリーンカレーを作ってみた。


ま、単に食べたかっただけっていうのが正確なとこだけど。


グリーンカレー

鶏肉、なす、ジャガイモ、インゲン、ココナッツミルク・・・

適当につくったグリーンカレーなのにフツウにタイの匂いがした。


夜中に目が覚めた。

鍋に残ったカレーの匂いにタイを感じた。

コーランが聴こえてきて複雑な気持ちになった。

今後この暁にコーランを聞きながら、日本やタイを思い出して

寂しくなってしまうことがあるのかなぁ・・・。


(さすがにまだホームシックにはかかっていないです。余計な心配かな)

たぶんそう長くもない人生に

ビントゥ

誰かに無性に会いたくなったのに会えないとき

人生はそう長くないのではないか?」と感じたりする。


何かを先送りしているような時間とかはないと思う。

仮にそれをすることが無理だとしても、そこには他にも常に何かやるべきことがあると思う。


とかなんとか言いながら、


昨日は午後、大使館の人やシニアボランティアの人たちとテニスをして

夜は先輩隊員に歓迎会をしてもらってまた若干過大飲酒してました。


やるべきことからは外れている気もするけれど、息抜き息抜き

虹がかかったなら

虹@シリア

今週の初めのことですが、朝、虹を見た。

年間降水量のほとんどないシリア。


5日目にして虹がかかったのなら、

何かいいことが・・・とまでは思わないけれど

シリア生活を頑張ろうという気持ちにはさせてもらった。

共同生活 IN ダマスカス


スークジュムア


シリアの同期隊員4人による共同生活が始まった。

3週間はダマスカスで現地語学訓練。その後それぞれの任地に散ります。

まだ3日目だけど、きれいな街、大きな家、気の合う同期、快適です。


昨日は野菜を買いにスークジュムア(金曜市場)へ。写真がそう。

今日はオールドデマシュクの大きなスーク(市場)へ。

市場って興奮します。


シリアを好きになれそうな気がする。

と現時点ではあまり言いたくないし、まだタイのこと考えたりもするけれど。

未来は自分でつくっていくものなので。よくも悪くもできる。


ということでとりあえずはアラビア語。

そしてシリアライフを。楽しみます。



あと1週間

15日に訓練が終わってたくさんの別れがあった。

大好きな仲間と別れることがつらいのに

こんなにもつらいと思える出会いをもてたことのほうがうれしい。


訓練、本当に楽しかったです。


訓練中、語学クラスで私は「サイーダさん」と呼ばれていた。

サイーダというのはアラビア語で幸せという意味で、

私はそのことが誇らしかった。

本当にサイーダでいた自分と、周囲にもそう思われていた自分が。


ずっとサイーダでいたい。

そうあり続けるために努力したい。


シリアへ行ったらきっとへこむ瞬間や

彼や家族に会いたくて泣くことがあると思う。

でも今それを考えても仕方がない。


あと1週間の日本を思い切り楽しんで、

そしてシリアへ。

いってきます。

時間がない!

訓練生活も残すところ1ヶ月をきりました。
とにかく時間がない!!!

私は居室で自習ができない人間で、
以前は図書館、最近は語学教室で勉強している。

結構集中できるのだけれど難点がひとつ。
いろんな人が邪魔しに入ってくる・・・・

1時間ちかく無駄にすることもざら。
まぁ楽しいからいいんだけどね。

レイサ アインディー ワクト!!(アラビック)