ゆーちゅいちゅい ~旅とお酒が好きな人へ~ -26ページ目
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龍口春雨


土曜日、錦糸町に向かう途中のコンビニの中に、思わぬものを見つけた。

去年の12月頃、突如姿を消した龍口春雨だ。

こやつはその名の通り春雨ヌードルなのだけれど、数ある類似品とは一線を画す存在だった。

パッケージの写真に偽りのないカップ麺らしからぬ豪華な具。
コシのある春雨。
日本人の舌には濃過ぎるのではと心配になるほどしっかりした味付け。

まさに別格だったのに・・・。

たまに自分のお気に入りの商品が突然消えて、「なんで?」と思っていると、実は売れ行きの悪い商品で気に入ってた自分はマイノリティーだった・・なんてこともある。

ひょっとしてそれか?

それにしてもあまりにも一斉に商品が消えたので、不振に思って製造元のホームページをチェック。すると悲しい事実が。

  「成分表示に誤りがあったため自主回収させて頂きました」

一方的に恋人に去られたような気持ちだった。

失恋の痛手には次の恋をと他の商品を試したりもしたが、満足のいくものには出会えず。カップ春雨ヌードルを徐々に忘れかけていた。

その龍口春雨がいつのまに、なんで・・・。
さっそくホームページをチェック。

「再販売のお知らせ」

海外赴任していた元恋人がなんの連絡もくれないまま帰国していた事実を知ったような気持ちだった。

1ヶ月も知らなかったのは残念だけど、ほとんど感無量。
またいつ消えるかと不安だから買いだめしておこう。






ルンギー


4年前の初夏の日のことだ。

土日を利用して当時大好きだった人と小旅行に行くことになった。
彼は大阪、私は東京なので名古屋で落ち合ってそこから「湯谷温泉」へ向かう。

前回東京で会って以来何週間かぶりの再会だった。

名古屋までの道のり、普通の人は「新幹線」を使うだろう。
お金がなければ「夜行バス」にするかもしれない。
でも私は鈍行で名古屋へ向かった。

鉄道旅が好きだし(マニアではない)、節約の意味もあった。
それだけじゃなく、できるだけこの小さな旅行の一部始終を長く楽しみたかった。


朝早く家を出て、名古屋に着いた。(豊橋だったかも)
すごくすごくうきうきしながら待っていた。

振り向くとルンギーを巻いた彼が立っていた。
一瞬して・・・・


いくら好きでも、つっこまずにはいられなかった。

私:「その格好って・・・。」

彼:「えぇやろ。涼しいねん、これ。」

彼:「でもな、朝この格好で家出たやん。途中で女子高生にがーっ見られたなぁ。」

その腰巻のことを私は「ルンギー」と言い、彼は「ロンジー」と言っていたかも知れない。

前者はインドでの呼び方、後者はミャンマーでの呼び方だった。

そして彼は確かそれをミャンマーで購入したと言っていたと思う。

そんなことを思い出しました。

ゆーちゅいちゅい


よいタイトルが思いつかない。
とりあえずまた差し替え。

ゆーちゅいちゅい

気に入っているタイ語のひとつ。
何もしないでぼーっとしてることの意。だったと思う。(あるいは造語)

ことばって日本語に限らず状況や心境に応じてしっくりくるものとかある。
と言っても日本語以外でちょっとでも知ってる言語なんてタイ語と英語くらいしかないけど。

例えば「つかれた」。
殺人的に疲れたときは「exhausted」だし、なんとなくだるいって時はヌアイ(泰:疲れた)。

チャリを気持ちよくこいでると「サバーイ」(泰:気持ちいい)と叫びたくなって、でもかゆいとこかいてるときなんかはやっぱり「気持ちいー!」。

シチュエーション×言葉。これを併せて自分の中に取り込むからかもしれない。

だから大好物のおすしやそばを食べながら「美味しい」って思っても「アロイ」なんて思わない。逆にトムヤンクンを食べている時は絶対「アロイマーク」!

まぁこれは「心の声」としての話。

もちろん言葉なんて場所と話す相手に合わせるもの。
日本で他人と肩が触れて「Sorry」なんて言ったら(この平面顔で)頭おかしいと思われる。タイにいる時はできれば「Thank you」より「コークプンカァ」と笑顔で言いたい。
インドにいる時は・・・何語にしろ「ありがとう」「ごめんなさい」はでていきません。

できればいろんな国の言葉が自分の中に自然に取り込まれたらいいなぁって思う。今は私の中の外国語は朽ち果てていく一方だ。。。。

でも「だからなんだ?」って別になんの意味もないんだろうけどさ。


最高のカレー

人生最高のカレーに出会ったのはペナン島のフェリー乗り場近くだった。

多くの屋台が集まったところで、種類もマレー系、中華系、インド系と多種多様だった。

なぜインド系の店を選んだのかは覚えていない。

周囲の流儀に従ってチキンカレーとパラタ、チャイを頼んだ。
ほどなくして運ばれてきたカレーはゴロンとした大きなチキンの固まりとややゆるい汁で、スパイスの香りが鼻を突いた。

これがカレーか・・・・・・

衝撃を食らったのはスパイスの醸し出す辛さのせいなのか、味わいの深さのせいだったのか。

フェブラリーS

だからっていつもの倍つぎ込むわけではないんだけど。いくらあたらない予感がしたって買わないわけにはいかないのがGⅠ。

その前に土曜日

京都9R大津特別
京都10R宇治川特別

共に安勝から5頭に流して勝利。

安勝はうまいジョッキー。
安勝は1番人気。
加えて安勝の天敵、天才武豊は東京に来ていて京都不在。

そっから低いオッズ流してちょこっと勝ってうれしいかと?
はい、うれしいです。私ヘタレですから。
なんでこんなおよび腰になってるのかとゆうと今回収率がすれすれ100%を上回ってるため。回収率グラフをつけながら強く思うわけです。

せっかく浮き上がったのに再び地奥深くににめり込みたくないと。


日曜日
東京11RフェブラリーS
東京12R4歳上1000万

共に馬連ボックスで敗退

メイショウボーラーはうまいこと逃げたなぁ。私の幾ばくかの投資金を連れてね。それにしてもユートピアはなんだったんだろう。。とゆうかノリはなんだったんだ。

ま、ね。競馬なんてそんなもん。
おかげで回収率は限りなくゼロに近くなってもはや不時着寸前。
負けてたまるかっ、来週こそやってやる。


バナナパンケーキはバカンスの味

決してバナナが大好きなわけではない。
パンケーキに目がないわけでもない。
でも私は時々回想しイメージする。

ところはタイのサメット島。

海に張りだしそうな浜辺のカフェで朝食にコーヒーとバナナパンケーキをオーダーする。
無論コーヒーが先に運ばれてくる。ミルクをちょっとたらしたコーヒーを飲みながら、波音を聞きながら、私はバナナパンケーキが運ばれてくるのをじっと待つ。まるでいいこにしていればサンタさんがプレゼントを抱えてやって来ると信じているコドモみたいにじっと。今10時くらいだからバナナパンケーキを食べ終わったらこのまま海に出て一泳ぎして、マッサージでもしてもらおう。(なにしろ海辺にただ寝そべっているだけでうるさいくらいに「マッサージ200バーツ1時間」と書いた紙を持った女たちが近づいてくるのだから!)
その後は、そうだウォーターメロンシェイクでも飲もう。それからまた一泳ぎして夕方になったら海辺のレストランでビールを飲みながらムール貝を食べよう・・・

そこへバナナパンケーキが到着する。ため息が出るような大きな大きなパンケーキ。ふっくらとした生地の上にははちみつがたっぷりかかっている。ナイフを入れると中からあつあつのバナナが現れる。“まるごとバナナ”なんて目じゃない。
はちみつがこぼれないように一切れ口に運ぶと、それはまさにバカンスな味がする。あの時は幸せだったなぁ。

それが私のバカンスのイメージで幸せのイメージだ。毎日毎日、ずっとずーっとそんなふうに暮らして行けたら・・・

・・・飽きるんだろうなぁ。

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